今回は一気にやりますんで、ちょっと長めになりますよ。
前回は、
・わたしに××しなさい
・キミノネイロ
・ふたりのヒミツ
・甘い悪魔が笑う
を紹介したと思うんで、それ以降の5作品を紹介します。
あと、前回よりかなり端折ると思います。
【ミスプリ!/青月まどか】
《主人公こころと遣える執事たち》
姫岡こころ(ひめおかこころ)
強くて心優しい男勝りな前向き少女。茨第一中学校3年生。
ある人との約束を守るために、執事業界No.1の「バトラー」が主催するミスプリグランプリに出場することを夢見てお金を貯めていた。
偶然助けたバトラーの会長に4人の執事を貸してもらうことで出場条件をクリアし、執事たちの力を借りながら、目下プリンセスの修行中。
男勝りで困っている人を放っておけない性格が祟って暴走しがちだが、ひたむきに頑張る姿勢が一次審査の決め手にもなった。
幼い頃から空手を習っているため、並の男にも負けないが、暴れないためにも外出先では重いウィッグを付けられている。
家はカフェを経営しており、結構大きい上に客も入っているのでそんなに悪い生活はしていないようだ。
九龍院要(くりゅういんよう)
バトラーの執事。マダム(会長)の言いつけで、こころ付きの執事になった。
最初は終始、“マダムの言いつけだから仕方なく”という気持でこころを信頼していなかったが、
努力で勝ち取った一次審査から考えをあらため始める。
普段社交界では王子様スマイルを振りまいているが、素の状態は横柄で偉そうな俺様キャラ。
こころに対しても主人と執事という関係を考慮した上で、厳しく接している。
子供の頃かぼちゃのおばけに追いかけられる夢をみたことで、カボチャが苦手。
鷹司カオル(たかつかさかおる)
バトラー所属の執事で、こころに遣える執事の一人。
要と同じく最初は全くこころを信頼していなかったが一次審査通過と、
学校で二人きりになったときに打ち解けた事で興味をもつようになる。
その際にこころが人のためにグランプリを取ろうとしていることを聞かされ、
今では二人だけの秘密になっている。
興味を持ってからは、こころと同じ学校に転入するなど結構大胆。
合理主義で他人に興味を持たないが、こころにだけは興味を持っているようで、
時折柔らかい表情を見せることもある。
秋月淳平(あきづきじゅんぺい)
バトラー所属の執事。こころに遣える執事の一人。
優しくて大人の雰囲気のあるフェミニンな男性といった感じ。
自分の本当に遣えるべき主を探しているが、こころがそうであると思い始めている(?)
いつも手袋をしており、主と主人との境界線を常に保っている。
常に余裕そうな態度をとっているが、こころがしおらしく赤面したりすると、
タジタジになってしまう。
樹桃太(いつきももた)
バトラー所属の執事。こころに遣える執事の一人。
ベビーフェイスで無邪気で子供っぽい性格。
焦りから調子の出ないこころを元気づけるために、連れ出すなど行動力が長けている。
その際に出身幼稚園にこころを連れていき、桃太が実は捨て子であることを話す。
大切にしている花壇は名前の由来でもあり、捨てられていた場所に置いてあった桃色のバラが植えてある。
基本的には人懐こい性格だが、腹黒い性格も持ち合わせている。
水上朔夜(みなかみさくや)
何者かの命令でこころの役に立つためにカフェを手伝うようになった謎の青年。
立ち居振る舞いや、物腰の穏やかさ、こころへの接し方などが“4人の執事たちよりも優秀な執事っぽい”など、色々と謎が多い。
その正体はバトラーのライバル会社「WAND's」所属の執事だった。
要に正体がバレ、こころの邪魔だけはするなと釘を打たれたこともあり、カミングアウトした。
所属は違えど、言いつけ通りこころの役に立ちたいという気持は嘘ではないと話し、
他の執事たちからも多少は信頼を得たようだ。実は高校生だった。
《ミスプリで対決するライバルたち》
若森碧(わかもりみどり)
前回の準グランプリ。こころの第二次審査の対戦相手。
美人できらびやかな見た目だが、プライドが高く、高飛車な性格のいわゆる典型的なお嬢様。
平民であるこころを見下している。
現グランプリの白鳥綾乃をライバル視しているが、何故か見下しているこころにも凄まじい敵意を見せる。
執事の力武が碧のために用意したミルフィーユがこころの家のものだったと知り、
怒りに任せてひっぱたこうとするなど、ちょっぴりヒステリック。
その一件で二次審査前にこころから戦線布告を受ける。
力武(りきたけ)
WAND's所属の執事で、碧の執事。
常に低姿勢で、何かに怯えているようにみえるが、実に思いやりのある執事。
しかし、ヘタレな上にWAND'sの掟である“絶対服従”を守っていることから、
碧の間違いを指摘できないでいる。
こころの実家のカフェにミルフィーユを注文しにきた時に碧の非礼を詫びた時も、
今更謝るならその場で正せと要に指摘されている。
そんなヘタレではあるが、碧のことはよく理解している優秀な執事といえる。
白鳥綾乃(しらとりあやの)
現グランプリの和服美女。
こころに注目しているようだが、その実力などまだまだ謎に包まれている。
《背景》
ミスプリとは…執事派遣会社「バトラー」が主催する日本一のレディーを決めるコンテスト。出場資格は自分だけの“マイ執事”を持っていること。
バトラーとは…業界トップの執事派遣会社。時には主の間違いを正したり、厳しく接することこそが忠誠であるという信念のもと教育されている。値段は高いが、優秀な執事が揃っているとは要の談。
WAND'sとは…執事派遣会社で、バトラーのライバル会社。碧の執事・力武や、謎の青年・水上朔夜が所属している。主人には絶対服従を信念に教育されている。要が言うには値段も安く、半分も優秀な執事がいないコンビニ執事派遣会社らしいが、水上や力武を見るかぎりではそうでもないような気もする。
[4回]
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