なるべく日にちが2ケタになる前にやっちゃおうとは思うのですが、結局発売から10日遅れのなかよし11月号レビューです。
とりあえず今月の表紙
今月の付録だオラ
内容は、ステッカー、組み合わせることでスマホ風味になるメモ帳とケース。
そして、
誰得ボールペン。付録のボールペン捨てないと溜まる一方ですよ。
恒例(?)の
付録でお絵かき。
左から『×しな』のマミ、『甘い悪魔が笑う』のハルル、『ミスプリ!』のこころちゃんです。
少女漫画の絵って難しいよね…
[5回]
じゃあ中身に移って行きます。
今月の連載陣は過去話盛りだくさんでなかなか面白かったですね。
特に『×しな』は過去の因縁がよくまとまっていて、今までで一番面白かったかも知れません。
【×しな】
前回少し出てきた、雪菜が眼鏡なしでは他人と接することができなくなる原因になった霧山先生。
今でも強いトラウマになっているらしく、先生の姿を見た瞬間に逃げ出してしまう雪菜。
どうやら過去に「その目付き直したほうがいいよ」と霧山先生に言われたことが非常にショックで、
他人に表情を見られることが怖くなってしまったようですね。
時雨の登場でなんとか落ち着きを取り戻した雪菜。
ひどく怯える雪菜を心配した時雨が連絡先を交換してくれたこともあり、
今は一人で怯える必要がないことに改めて気がつく雪菜でした。
無意識の内に通っていた幼稚園まで来てしまった雪菜は、再び霧山先生に鉢合わせてしまう。
どのような言葉を言われたのかは分かりませんが、職員室で雑談中に発せられた言葉が許せなかった様子の雪菜。
しかし、それは雪菜のことを本当に思っての言葉であり、
また、自分のことを思ってくれる先生に雪菜は好意を寄せていたのだと気付かされるのでした。
ここからはオマケ。
雪菜の恋のライバルであって、そうでもないような
マミちゃんのラブリー表情集。
ね。可愛いでしょ?
【ARISA】
やっと王様の正体が緑であることを知らされるつばさ。
やっと…
【ネイロ。】
実は過去に出会っていた明星と音色。
再開が受験の日以来でなかった事を知らされ、困惑する明星。
そして、混乱から気絶してしまう中、夢で過去の事を思い出し、
音色を女装男子にしてしまったのは自分であることを知る明星でした。
この何の伏線もなしに過去話を入れてくる感じが才能の現れですね!フクシマ先生!
読み切り
【めろめろメリィ】
前回の連載である『メルヘンちゃん』が以外にも面白かった茶匡先生の読み切り漫画です。
田舎娘の羊ケ原芽利衣(ひつじがはらめりい)が都会の学校に婿探しに来るという
ドタバタコメディでした。
これが本作のヒーロー、黒瀧架流(くろたきかける)。
過去にその容姿で女子のハートを掴みすぎて男子に嫉妬の炎を燃やされたことがトラウマで、
大の男嫌いになり、あまつさえ大嫌いな男どもに一生彼女ができないように、
全ての女子のハートを虜にしようというイケ…メン…君です。
読んでるこっちが顔から火が出てくるような設定だわ!!
『メルヘンちゃん』みたいな連載が望まれますね…
【ミスプリ!】
前回2次審査の対戦相手、若森碧(わかもりみどり)に宣戦布告し、
気に焦りが生じ始めたこころちゃん。
こころが無理をしていることを察したのか、一日デートを申し込む桃太。
桃太のデートプランは幼稚園の園児達と遊ぶというものでした。
デートいう言葉に緊張していたこころもこれには拍子抜け。
かくれんぼの最中に出会った園長先生との会話で、桃太がこの幼稚園の出身であり、
捨て子の孤児であることを知るこころ。
桃太から身の上の話、花壇を大事にする理由、名前の由来などを聞かされるこころ。
恐らく誰にも話していないであろう事まで全てを話してくれ、“デート”という休暇をくれた桃太に感謝するこころでした。
「空手の演武生で見てーなー」という園児達の前で演武を披露するこころちゃん。
こ、これは…!
まゆたんのカンフー!!
あ、あかんでー…まどたん…
そして、新たに浮上する疑惑、謎…
ネオロマンスシリーズは『金色のコルダ』しか読んだことないけど、ホント面白いなぁ。
ここからはオマケ。
このこころちゃんの表情が妙に好き。
や、ただそれだけなんですけどね…
【軍艦】
町の伝統行事“港まつり”に興味を示す香菜。
話題は港まつりに着て行く浴衣に向かって行きます。
町長さんが巨乳編集になびかなかった事を受け、
自分はもっとセクシー路線で責めなければ振り向いてもらえないとミニ丈浴衣を欲しがる香菜。(町長さんがホモだとも知らずに…)
やはりホモでした。
港まつりを開催するにあたって、町では一つの騒動が起こっていました。
町長さんが大規模な宣伝をし、祭り自体も伝統のものとはかけ離れたショー的なものにしようとしていることに、住民の多くから抗議の声が出たのです。
住民への説明もなく、勝手進めてしまっている様子なので、
批判されてもしょうがない状況ではありますが、
まだ中学生の晶ちゃんには何故島の皆が祭りを盛り上げることに反対しているのかがわからない様子。
実は現町長さんは、戦時中に戦艦の部品工場を建設して資金を稼いだという先代の町長の孫だそうで、そのことも関係して町では町長さんのバッシングが激しかったのです。
そして、突然町のお店を歩いて回る町長さんの謎の行動…
その真意とは…?
【スイプリ】
神キタ!こと上北ふたご先生のスイートプリキュア♪
今回は響のテスト回とヒーリングチェストが盗まれた回をそのままやった感じです。
違うところといえば、ネガトーンがオリジナルというところと、
エレンが心霊現象を怖がらない。
この回に関しては流石にアニメのほうが良く出来てたと言わざる得ませんね。
アコちゃんも登場!
他の相違点としては、バスドラが未だに“様”づけで呼ばれているとかそんなとこですかね。
それにしても本編に追いつきそうで追いつきませんね。
最近、本編の焼きまわし感が(特に台詞まで同じの回が多い)否めないので、
本編は置いといて上北先生のオリジナルストーリーが見たいです…
【荒野】
前回父親の急な再婚にショックを受けた荒野。
しかも同級生の男の子が家族になり、
ずっと家族同様に可愛がってもらっていた家政婦の奈々子さんが出ていくことになってしまい、
気が休まることがない荒野の気持ち。
これ奈々子さんも親父の愛人だったんじゃないんですかね…
それでも立ち止まってくれないのは時間と、荒野の若い性でした。
恋や愛を知らない内に成長する荒野の体は、
精神と体が合致しない子供のそれでした。
しかし、奈々子さんが荒野を気遣って与えてくれた、
ブラジャーは荒野の精神を少し大人にしてくれました。
不条理な大人の世界の片鱗を否応無しに味わってしまった荒野。
奈々子さんに買ってもらったブラジャーの締め付けは痛みを伴って、
荒野の小さな決意に結びつきました。
どうでもいいとは思いますが、
からの
の表現がちょっと好きだったりして。
奈々子さんが出ていくにあたって出した条件の一つ、悠也と荒野の隔離。
悠也は奈々子さんの言いつけ通り、離れの書庫に隔離されました。
お茶に呼びに来た荒野の前に現れたずぶ濡れの悠也。
大人に一歩ずつ近づいている荒野とは反対に、
自分の中の憎悪を荒野に吐き出す悠也。
普段達観しているように見える彼から発せられる家族への憎悪に満ちた言葉に、
荒野は凍りつくのでした。
子供は環境で育つ。これは社会学の基礎としても上げられます。
荒野が性に早い段階から目覚めようとしていることや、
精神の成長が悠也よりも早いのは、
父親やそれを蔑む大人たちの言葉が分からないなりにも荒野の耳に届いていたからでしょう。
また、父親が交際にだらしない事を受けても、荒野が父親と同じような性格にならなかったのも、
奈々子さんという存在があったからなのでしょう。
こういった特殊な環境にいる子供たちをフォローしてあげられる、
奈々子さんのような存在がいればどんな子も荒野のように純粋な子に育つのかも知れません。
ちなみに、悠也の部屋に『青年は荒野をめざす』という本が落ちていましたです。
これは五木寛之著の小説で、若者の性と夢を描いたストーリーだそうです。
『荒野の恋』自体が若い性や中1の恋などを題材にしているとは渋すぎますね。
悠也くんは一体何を目指しているんでしょうね。
【さばげぶ】
前回小学生にこてんぱんにやられたモモカですが、
「ヒット」と言わせてもらえなかったので、仕切りなおしに。
ルールは変わって、カラスに攫われたカモノハシを救出すること。
鳥獣保護法に守られたカラスを落とすには、止まり木を撃ち折るしかない。
新たにMP5を装備したモモカは、持ち前の射撃の腕を見せることまもなく、
部長のギャグ体質によって見事カモノハシの救出に成功し、勝利を収める。
そして、小学生と美煌の因縁が語られる…
と言っても、小学生が射的屋のオッサンに邪険に扱われたところに、
美煌がいつも通りヒーローのように登場し景品を総取りしたが、
大人げなく景品を小学生に与えなかったというくだりでした。
クズ過ぎる…
【なかよし団】
敬愛するハタノヒヨコ先生のレポ漫画。
今回は東京デストニーラソドを、
アメリカを殺すことで有名な茂呂おりえ先生と共にレポートするという内容でした。
ハタノ先生肖像対決。
茂呂先生のラフ画が物凄く素人臭いのは気のせい?
【次回予告】
次回、
いじめられっ子製造機でお馴染みの山田デイジー先生の連載が始まります!
乞うご期待!!
と、いうことでどうでしたか?今月も面白そうでしょ?
ちなみに今回割愛させてもらった漫画一覧は、
・甘い悪魔が笑う
・ふたりのヒミツ。
・地獄少女R
・わんころべえ
『地獄R』に関しては
ぬ~べ~の怖い回みたいで結構面白かったから、
載せても良かったんだけど、面倒なのでやめました。
あと巻頭インタビューが仮面ライダーWの翔太郎役、
桐山漣さんだったので画像だけでも載せようかと思ったけどスキャンし忘れたので割愛しました。
もっとやる気出せ俺。
こころの ハーモニー 響かせよ♪
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