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今更プリキュア映画感想
11月1日にプリキュア映画観に行ってきました。

卒論も一息つきそうだしそろそろいいかと思って書きました。感想。

以下、感想。

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毎秋映画の決定版。プリキュア映画が今年もやってきた!

今回のプリキュアは本場ファッションの街、華の都パリが舞台。ファッション部の校外学習の場所としてはうってつけなわけだ。

冒頭で既に今回の強敵で砂漠の使徒のサラマンダー男爵と、その共のルー・ガルーが登場している。
そのシーンでルー・ガルーがサラマンダーから奪った力の源の宝石をめぐって物語が進んでいく。

そこからOP→本編の流れなのだが、このOPムービーが非常に遊びごころ満載で面白い。
スタッフクレジットが、各場面を象徴する建物などに写り込んだり、掘り込んであったりするのだ。
一緒に観に行った友人は「R.O.Dが始まったのかと思った」って言ってた。たしかにそんな感じ。まあ僕としてはこの時点でちょっと違和感を感じ始めてたんだけど、そこは置いといて。

パリの地に降り立つつぼみさん、えりかいちゅきゆりさん。そして来海ファミリー。初めてのパリに皆興奮して写真を撮り合いっこしてるシーンが非常に可愛い。特につぼみさんをからかって遊ぶいちゅきが新鮮で可愛い。何処で聞いたか夜の街に現れる狼男の噂にビビるつぼみさん。

つぼみさんは華の都が“花でいっぱいの街”という意味だと勘違いして花がいっぱいの場所を探しに行くと一人駆けていく。この勘違いは華の都でファッションショー…ですか!?の「…ですか!?」にかかってるんですかね?

案の定道に迷った先で出会ったのが、宝石を奪って逃亡中のルー・ガルー。
つぼみさんは逃亡劇に巻き込まれていきます。パリの街の屋根をつぼみさんを抱えて縦横無尽に飛び回るルー・ガルー。追っ手のスナッキーもヴァンパイアにちなんでか、蝙蝠を模している。そして空をとぶ。

やはりサラマンダーによって発見されてしまうルー・ガルー。デザトリアン化させられて街を破壊するルー・ガルーを止めるため、変身するつぼみさん。
ここで、過去のプリキュアと対峙したことを匂わせる発言をするサラマンダー。

フォルテシモで浄化しようとするも心の花に狼が付いてるという理由で浄化できず。力押しフォルテバーストで敵を退け、ルー・ガルーを一時預かることに。

そこからファッションショーにルー・ガルーを出演させる代わりに、暫く家に置くことになる。
ファッションショーの練習をみんなですることになり、中庭でウォーキング。
つぼみさんから心の花の金木犀から、オリビエと名づけられたルー・ガルーはその後みんなからオリビエと呼ばれる。
妙に過保護になるつぼみさんをウザがって退けるオリビエにショックを受けるつぼみさん。

ここから4人各員が自分語りでオリビエを諭すようなシーンが続くが、とにかく長いので割愛。
とりあえず帰宅したオリビエを迎えるつぼみさんが大人しい印象でいつになくなんだか可愛かった。

朝の散歩中に異空間へと連れ込まれるキュアムーンライトとオリビエ。
舞台を模した空間にて淡々と語られるサラマンダーとオリビエの過去。400年前封印された経緯、生まれた時から感情に興味を持っていた事によって砂漠の使徒を追放されたこと、(たぶん)初代プリキュアであるキュアアンジュに倒され一切の力を失ったこと、旅の中で身寄りのない少年(オリビエ)を狼男へと変貌させたこと。そして、オリビエとサラマンダーの出会い。

激しい戦いの中、サラマンダーに生き方を変えるように説得するキュアムーンライト。ムーンタクトの一閃によって吹き飛んだサラマンダーに向けたキュアムーンライトの憐れむような表情がキュアアンジュに重なるところが印象的だった。

ゆりさんがつぼみさんにオリビエが自らの意思でサラマンダーの元へ帰ったことを伝えに来るのだが、ここのシーン、異空間のバトルとゆりさんが戻って来るシーンの時系列がまぜこぜになっているので、非常に分かりづらい。ドラマみたいに音の切り方とか、シーンの入りとかもあまり工夫されてない。いい演出かどうかも微妙。
シーンが終わるまで、戻ってきたゆりさんは偽物なのかと思ってしまったw

その後故あってバーサーカー化したオリビエとブロッサム、マリンのバトル。
声の届かないオリビエに対し、大人しくさせようと容赦なく技を撃ちこむキュアマリン。やらなきゃやられるといった緊迫感の中、キュアブロッサムはオリビエを信じ、二人の戦いに割って入る。
ブルーフォルテウェーブを体で受けたキュアブロッサムはボロボロに。解けた髪がちょっとエロい。

そして、サラマンダーが根城としていた城の中では、キュアサンシャインとキュアムーンライトがサラマンダーを止めようとしていた。
サラマンダーは朽ちた体を見せて、自分には時間がないと二人の説得に応じる素振りも見せずに魔法を展開。城を破壊するほどの巨大なドラゴンの姿に変身する。

自分を受け入れなかった人類に復讐すべくパリの街に向け火球を発射するサラマンダー。ここでまさかの妖精ガードでなんとか持ちこたえようとするも、限界が近い…

そこにどうやって飛んできたか分からないがコッペさま(空さんフォーム)が登場。火球を一瞬でなぎ払い、ドラゴンに一撃を食らわせて、元の姿に戻る。てか、コッペさま強すぎwww

公開前日にバレとなったスーパープリキュアでサラマンダーを食い止めようとするも、力が足りない。
ハートキャッチオーケストラの時に出るあのデカイピンクい人。あれかなりデカイですね。サラマンダーがせいぜい20メートル級なのに対し、鉄拳制裁さんはその倍以上。ガチ殴りですよ。モーションがもはやジャイアントロボみたいだったからね…

オリビエの思いの力とか、街のみんなの心の花の力とか、ミラクルライトの力とかでぶん殴ることなくサラマンダーを倒すプリキュア。最後のシーンは5GOGOの「なんという力だ―!!」を彷彿とさせる。

なんやかんやで事なきを得て、「プリキュアめ…次は必ず俺が勝つ…」と恨み言をきいてはいるが、なんだか吹っ切れた様子のサラマンダー。オリビエはそれを見て笑いながら宝石を手に取ると、今度こそ二度と力が戻らないほどに粉々に宝石が崩れてしまう。
オリビエはプリキュアに大切な事を教えてもらったありがとうプリキュア!とみんなのヒロインプリキュアにお礼を言ってまたサラマンダーと共に旅に出たとさ。

~完~


まあこんな感じでした。かなり端折ってるから気にならなくても、もう観たよって人も、観てね!




※こっからはキモヲタの批評。勇気のある方のみ御覧ください。

今回この映画は去年の“映画フレッシュプリキュア!おもちゃの国は秘密がいっぱい!?”もあってか、かなり期待度が高かった。
そう純粋な『プリキュア映画』として。

まずOPから。これは魅せてきたなぁ~という印象が強かった。実際プリキュアは映画もTV版からの引用が多く見られるものが多かった。それを今回の映画では完全に払拭した上に、TV本編のクオリティも落とすことなく余裕を持って完成させているのである。これはかなり好印象だった。
これは東映アニメーションのデジタル作業のスムーズ化が上手く入った結果だと思う。

肝心の内容についてだが、どこかで「今回は全年齢向け」という言葉を見かけたが、たしかに全年齢向けと言えばそうかもしれない。しかし、そこが問題。
今回は正直、内容としては自分が幼女じゃなくても子連れじゃなくても恥ずかしくない内容だと思う。普通に映画として(映像然り)かなり良く出来た作品だった。
しかし、しかしだよ?それでいいのかと思わずにはいられないのが、自称心は幼女のこの僕なんですよ。

ドラマパートが長いとにかく長い。内容は非常にベタで「ドラマってこんな感じ」っていう予備知識さえあれば小学生でも理解できそうな話だが、この映画を楽しみに観に来る年齢層はそうも行かない。

プリキュアはたまーにピリリと利かす心理描写がモノを言う作品だと勝手に思っている。
去年のフレプリによってそれも払拭されかかったが(割と心理描写が多めの作品だったため)、映画は題材のお陰でそこまでエグかったり、理解不能な描写はなかった。
しかし、今回は自分たちの力のせいで普通の人間たちに受け入れられなかった謂わば“人間”が敵である。そのせいもあって情に訴えるようなシーンが多用されていた感がある。

僕が観に行った映画館だけかも知れないが、これを観に来た幼女たちは途中のドラマパートで飽きてしまったようで席を立ち上がってしまう子がかなり見受けられた。

じゃあ何が悪かったのか言ってみろよwww という答えには全体的な雰囲気としか言い様がない。今回の映画は今までの異星、パラレルワールドと違い、ウキウキ楽しい世界が広がっている訳ではない。現実世界だ。
異世界という介錯を「僕らにとって異世界(行ったことのない世界)」とするならそれはそれだが、パリには甲高い声で話す妖精など何処にもいない。
だったらもっと日本とは確実に違うんだよっていう説明的なパートを入れるべきだった。

オリビエとサラマンダーの関係についてもかなり思慮深い幼女でもそう簡単に解釈できまい。2~3歳の子供だってフレッシュプリキュアの映画を見れば、「何か楽しい世界に大きな危機が迫っている」という雰囲気を読み取ることが出来るはず。
オリビエとのバトルに関しても、「いい子だったのが悪い子になった」という単純な介錯が長いドラマパートで難しくさせられている。

この作品が東映アニメーションにおける、“最挑戦”のような作品であったら、プリキュアでやるべきではなかった。僕はそう思う。
映像に関して言えば、アニメ映画作品として今年と前年度を併せてもかなり凄かった。僕達大人は大満足で帰れただろう。しかしながら、これは単純なアニメ作品ではなくて、プリキュアなのだ。

そう。プリキュアなんだよ東映さん!幼女に飽きられるような作品になったら駄目じゃない…
という僕もね。途中で眠気がやばかったんですよ。

今回はまあ1000円で見れたから良かった。2回目以降を1500円で見たいかと言われたら少しう~ん…ってなる。あの長いドラマパートを見るとなるとちょっと……まあでも多分2回目観る。

でもまあ。えりかが超絶可愛かったからいいや。昨今のえりか離れが深刻だった僕には目の覚めるような作品だった。やっぱりえりかは最高だな!!
あと珍しくつぼみさんも可愛かったよ!僕が「なんかこう…大人しくてでしゃばってこない感じで、母性のつぼみさんって感じだったから可愛い」って言ったら、友人が「映画版のジャイアンか」と表現したのが的を得すぎててフイタwついった上でも「映画版ジャイアン」が定着しててなんだかみんな同じこと考えてるなぁというしみじみした気分になった。

まあ最後に聞いてくれよ。(全国のプリ基地を敵に回しててでも)これを書こうと思った経緯については、世間的な反応にあるんだ。
この映画を観て同じないし、同じような反応を示したのは友人1人だけだったからなんだ。
特にプリ基地ではない友人の中立的な意見としては、「映画としては面白かった」というものだったんだけど、たしかにそうかも知れない。「プリキュアの映画楽しみだなー!」っていう先入観さえなければ、ここでこんな糞みたいな文章を書いてなかったかもしれない。それが非常に残念だ。

で、世間の反応に付いてだけど、とにかくみんな大絶賛の嵐だからちょっと怖くなってしまったんだ。
「え?まじで?みんなの愛しているプリキュアってこういうモノだったの…ですか!?」って感じにね。
「2回、3回は観たい」、「プリキュアはやっぱり最高!」僕も同意見だが、この作品を観た感想とはちょっと思えない。

「プリキュアとはこうあるべき!」という押し付けがましい意見に聞こえたらそれは申し訳ないが、僕はこれを書かずにはいられなかった。「プリキュアファン代表みたいな面して書いてんじゃねーよww」そう思われても大いに結構だね。むしろ望むところだね。
だけど、人それぞれ介錯があるからそれを否定しての意見ではないことだけは分かって欲しいんだ。

絶賛はできないけど、本当に面白かったし、素敵な作品であることは確かなんだ。こんな意見に惑わされて観に行くのを辞めるなんて事を思わないで欲しい。マジで一見の価値有りですからね!


よくもまあここまで長いこと書けたもんだ。卒論のお陰で鬱憤も相当溜まってたみたいだwww
ここまで読んでくれた人なんていないと思うけど、長文読んでいただきありがとうございました;^^


来年のプリキュアも決まったようですし、また来年もプリキュア達の活躍が見れると思うと生きる気力も湧いてきますね!DX3の情報も上映後にあったのでいまから楽しみです。

今年はプリキュア関連の同人誌(全部合同誌^q^)も3~4冊出せたし、本当にプリ充極まった感じでした。
ハートキャッチもスーパーシルエットへの変身、砂漠の王の登場でいよいよクライマックスって感じなのでこれからも目が話せませんね!


みんなの ハートを キャッチだよ!!

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